マネーサプライが変わらないまま国民所得が増えたら圧力はインフレですか?デフレですか?

経済学

新500円玉が牛丼チェーンの券売機をすり抜ける

昔、うつの友達がいた頃。こんこんと何某か自説を述べていたら更に病院送りにしてしまった過去があります。筆者の陰キャトークは健康に悪いのですが、新500円玉は銀行口座に紐づいた電子マネーの使用を促している可能性があります。もちろん電子マネーが必ずしも銀行預金を必要としないのは知っていますし、仮想通貨であれば通貨自体が日本円と異なります。銀行口座開設が難しい外国人労働者への賃金支払いにも便利だという考え方もあるくらいです。しかしですね、電子マネーの何割かが銀行口座を必要とする以上、電子マネーの使用を促された段階で銀行にお金を預金しておくバイアスにはなるでしょうよと。

銀行口座が紐づいた電子マネーはマネーサプライを据え置く

単純に市中に出回る現金を抑制するから、マネーサプライは経済成長(国民所得増)と主に増えるという常識にはブレーキがかかります。その一方で銀行の信用創造による所得増は起こり得るわけです。信用創造と言うのは、銀行に10万円預金すると、預金者は10万円キープです、そして銀行からローン借入をしたひとも10万円ゲットです、ここでもとのオカネは10万円だったということですがいま経済には20万円あります。電子マネーには、経済成長(国民所得増)を信用創造で賄っていく狙いが少なからずあるのではないでしょうか。

本題はそれがインフレ圧力なのか、デフレ圧力なのかわかりませんということ

まず常識的なこととして、儲かっている企業は経済成長に対して健全ですが、その経済成長についていけない弱小の儲かっていない企業は賃金上昇しないわけです。だからその社会のA層が産むインフレバイアスに対して、B層は所得増がないわけです。このあたりのギャップを、確かに埋め立てやすくはなりそうです、銀行の預金が促されるのであれば、貸し渋りが起きにくくなるのではないかなと。でもそれはB層社会がA層社会に借金をする構造に他ならないですよね。見かけ上、B層社会がインフレについていけるようになるわけですからインフレになりやすいのかなと。でも企業戦略的な変数でもある労働者の賃金をそもそもA層社会が定石通りに経済成長に伴ってあげていくか考えたら、全然逆も有り得るよなと、A層が労働者の賃金を渋った段階で経済自体鈍化するよな。

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